天体望遠鏡として最も重要な
「眼視性能」に徹底的にこだわった鏡筒です。
ハローのほとんど無いシャープな見え味が特長で、これまでの小型屈折望遠鏡と一線を画す抜群の見え味が楽しめます。約1.8kgと軽量なので、様々な場所へ気軽に持ち出して高性能眼視を堪能したい場合にも適しています。また、エクステンダー1.7×Rを用いることで眼視ストレール比が99.8%と
歴代タカハシ鏡筒のうち最高となるFOA-60Qに進化し、口径6cmながらも300倍近い超高倍率に耐えうる結像性能を有します。このように、小型軽量による使いやすさと抜群の眼視性能を両立したFOA-60は、
究極の望遠鏡を求めるマニアの方にはもちろん、気軽に持ち出して月や惑星の観察を楽しみたいという初心者の方にもお勧めです。
※FOA-60の球面収差図・スポットダイヤグラム
※FOA-60 +
FOA-60フラットナー0.93×のスポットダイアグラム
天体写真作例は
こちら
主焦点の周辺収差を補正する別売補正レンズです。2群2枚構成で、焦点距離を0.93倍(495mm、F8.2)に短縮します。フルサイズ周辺までSPOT径は10μm以内の均一な星像が得られます。やや暗いですが星野撮影にも使用できます。皆既日食の撮影では外部コロナの撮影にちょうど良い焦点距離になります。 2インチスリーブで簡単に脱着できるので眼視から撮影に切り替えるのも簡単です。
※FOA-60 +
エクステン ダー1.7×Rのスポットダイアグラム
焦点距離を1.7倍に延長できる別売補正レンズです。2群4枚構成で焦点距離900mm、F15の望遠鏡として使用できます。鏡筒と接眼体の間にねじ込んで装着します。焦点距離を延ばすだけでなく中心収差をさらに改善し、周辺収差も完全に補正しフラットフィールドできる高性能エクステンダーです。予めエクステンダー1.7×Rを組み込んだ
FOA-60Qも発売しています。
主な仕様 |
形式 |
|
フローライト オルソ アポクロマート |
有効口径 |
|
60mm |
焦点距離 |
|
530mm |
口径比 |
|
1:8.8 |
分解能 |
|
1.93" |
極限等級 |
|
10.7等 |
集光力 |
|
73倍 |
鏡筒径 |
|
68mm |
全長 |
|
約569mm(フード収納時509mm) |
質量 |
|
総質量:約1.8kg(ファインダー含まず) |
対物フード外径 |
|
80mm |
ドロチューブストローク |
|
84mm |
メタルバック(*) |
|
175.5mm |
付属品 |
|
工具 |
備考 |
|
フード摺動式、ファインダー別売、FQR-1取付不可 |
(*)接眼体後端より焦点面までの距離
※鏡筒の50.8スリーブ(メス)の深さは32mmで、他機種に比べて浅いです。社外品の一部製品では奥まで差し込めないこともございます。事前にご確認ください。
システムチャート
写真/眼視
エクステンダーQ1.6×(50.8)、エクステンダーED1.5×
エクステンダー1.7×R