スマートフォンやタブレットから遠隔操作を行い、内蔵されたカメラにより得られた像を撮影したりスマートフォン等の画面に表示させて見ることができる複合型の望遠鏡です。導入、追尾、ピント合わせは自動で行え、簡単な操作で手軽に天体の姿を捉えることができます。内部には64GBの記憶領域を持ち、撮影した画像を保存しておくこともできます。カーボンファイバー製の2段式三脚が付属しますのでテーブルの上などに設置可能です。内蔵のバッテリーで最大6時間程度(使用状況、環境による)稼働します。

※接眼レンズを取り付けて眼で覗いて見ることはできません。電波法の規制により日本国内での屋外使用時はWi-Fi周波数帯は2.4GHz帯のみ利用できます。屋外では5GHz帯の使用は許可されておりませんので、必ず2.4GHz帯で使用してください。本体内にUSB電源から充電できるリチウムイオン電池を内蔵しています。予め充電を行ってから使用してください。USB電源は付属しません。付属のUSBケーブルを用いて通常の充電を行う際は別途5V2A程度のUSB Type-Aの端子を持つ市販のUSB電源をご用意ください。最大で12V3Aに対応します。三脚を取り付けずに本体のみをテーブルなどの上に置いて使用することはできません。太陽フィルターを取り付けずに太陽を視野に入れることは絶対に行わないでください。



オールインワンのスマート望遠鏡

対物レンズは焦点距離250mmの3枚玉アポクロマート式を採用し、鮮鋭な像を結びます。撮像素子は高い感度を持つSony製IMX462を採用し、肉眼ではわかりにくい暗い天体でも明るく見ることができます。鏡筒内には星雲から放たれる特定の波長を選択的に透過させるデュオバンドフィルターを内蔵しており、制御ソフトウェアから必要に応じてデュオバンドフィルターを用いた撮影に切り替えることができます。デュオバンドフィルターを併用することで町明かりがあるような環境でも星雲の像を浮かび上がらせることができます(※星雲以外には効果がありません)。付属品には対物レンズ前に取り付けできる太陽観測用フィルターが付属しているので太陽の黒点観測にも使用可能です。

本体には鏡筒部を動かすための操作用ボタンはありませんが、Wi-FiやBlueToothでスマートフォンなどと無線接続を行い簡単な操作で制御できます。対応する端末はiOS/iPad OS(13.0以上)、Android(8.0以上)を採用するスマートフォンやタブレットです。対応する端末をご用意ください。制御するソフトウェアはApp StoreやGoogle Play等から無料でダウンロードしてご使用いただけます。このソフトウェアから自動導入や撮影などの操作を一括して制御することができます。

これらを約2.5kgの小型軽量の本体内に収め、手間がかかる組み立て作業や複雑な操作を必要とせずに手軽に扱える望遠鏡です。


主な仕様

本体
撮像素子：1/2.8型 Sony IMX462 カラーCMOS
解像度：1,920×1,080
口径：50mm
焦点距離：250mm
最短合焦距離：30m
記憶領域：64GB(空き領域は50GB程度)
通信規格：Wi-Fi 2.4GHz/5GHz(10m以下)、BlueTooth(5m以下)、USB Type-C
バッテリー容量：6,000mAh
本体重量；約2.32kg(実測値)

三脚
種類：2段式カーボンファイバー三脚
全高：約363mm(実測値)
地上最低高：約233mm(実測値)
縮長：約265mm(実測値)
重量：約0.6kg(実測値)
架台取り付けネジ：3/8インチネジ

付属品：カーボンファイバー三脚、ケース、USBケーブル、太陽フィルター、クイックスタートガイド